2009年03月10日

チェンジリング

332551view005.jpg [チェンジリング]

 1928年、シングルマザーのクリスティン(アンジェリーナ・ジョリー)は、ロサンゼルス郊外で9歳の息子ウォルター(ガトリン・グリフィス)と暮らしていた。ある土曜日、彼女は同僚に泣きつかれて断り切れずに休日を返上して仕事へと向かう。暗くなって彼女が帰宅すると、家で一人で留守番をしているはずの息子の姿はどこにもなかった。

 名俳優かつ名監督になったクリント・イーストウッド監督がアカデミー賞を狙ったけど獲れなかった作品。けれど良作です。


感想メモ

チェンジリングとは【取替え子】。ある日母子家庭の子供が失踪、その数ヵ月後、無事に見つかったがその子供は本当の自分の子供じゃなかった―――というのがおおまかなストーリです。

正直この作品見るまではあまり期待しなかったのですが、。単純に子供がいなくなるという、子を持つ親ならだれでも可能性のある話、シンプルな内容だけに非常に引き込まれます。子供が何故いなくなったかもわからない。しかも見つかったら母親が『この子供は自分の子じゃない』の一点張り。ここでじゃぁこの子は一体誰なの?っていう風になる。この時点でもう引き込まれちゃってます。

実際、赤の他人が見たらソックリなんですが、成長期の子供が失踪する前の身長より縮んでいたり、歯医者に歯型まで確認してもらって違ってると母親なりに調べたりするんですね。しかし捜査を担当した当の警察は世間体もありミスを認めない。それどころか母親を異常者扱い、あくまで自分たちを正当化する…といった具合です。実際この映画はノンフィクション、今から90年前に実際にあった話なんですがまあ権力こそが第一の世界なんですね。そのあたりもよく時代背景に良く出ている。

物語後編から、子供がどこにいってしまったのか、どうなっているのかがわかります。そしておぞましい【ある事件】が明るみになって…

私もこの映画を見た後、ネットでこの事件について調べてみました。チェンジリングを見るまでは知りもしませんでしたが、結構ネット上で詳しく出ていて参考になりました。文献を見ていて、映画がかなり忠実に再現されているとも思いました(多少は、異なる部分は勿論ありましたが。)2時間超の映画は作り方によっては退屈で眠たいものになることが多いですが、この作品は丁寧に練りこまれていて終始飽きることはありません。アンジョリーナ・ジョリーの子を想う母親役もよかった。情緒不安定さを出す難しい役柄でしたが、自分の中ではアカデミー主演女優賞モノだったと思います。

丁度日本でも裁判員制度がはじまるタイムリーなころで、見終わった後、いろいろ考えさせられる作品。劇中●●シーンがあり、R指定になっているのでご注意を。(そんなに過激じゃなかった気もしますが…)★★★★☆
posted by グッピー at 17:24| Comment(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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